コラム1 of 風景写真家佐藤尚 美しい日本



2009-10-19 WEBを活かしたいのだが
2009-06-17 撮影のマナー
2009-05-07 ホームページのリニューアル
2009-02-09 デジタルデータの画像管理
2009-02-07 デジタルカメラの撮影方法


WEBを活かしたいのだが

夏からWEBでの発表がスローになっている。
ホームページもブログもそうだ。
多くの写真家が個人のWEBサイトを持つ時代、
いかにオリジナリティーを持たせるか考えがまとまらないからである。
でも、それだけでなく、写した写真の整理に時間がかかり過ぎていることも原因だ。
WEB活用の戦略を考える余裕もないのである。
デジタルカメラは時間がかかり過ぎである。



10月19日

棚田撮影のマナー

「何だろう?あれは?」
田んぼの周りが車のホイールで囲まれていた。
おそらく、近年の棚田ブームで、あまりに多くの写真愛好家が来るので
農家の方が困り果ててやむなく取った行動であろう。

写真を写すものにはとても邪魔だ。
あんなものが置いてあれば撮影するには構図に必ず入ってしまう。
来た者はガッカリして帰ってしまうだろう。
仲間同士でそのウワサは伝わるだろう。
コンテストなどで写真が発表される機会がなくなるだろう。
その結果、その棚田を訪ねる人の数は減るだろう。

最近、写真家のマナー問題がとかく言われている。
ゴミを捨てる人、田んぼに入っていく人、エンジンをかけっぱなしで駐車している人。
また、棚田に行くと決まって見られる光景があるのだが
朝早くからの場所取りと、写真愛好家さん同士の口論。
棚田の持ち主はイヤになるだろう。

棚田は、撮影ポイントとなっていても観光地ではない。
食料を作るところで、長い年月をかけて土地の人に守られてきている場所だ。
最近、訪ねる人にそういった認識が不足しているように思う。

私も、各地の棚田を写し、しかも、発表してきている。
私も農家の方に迷惑をかけている一人なので、言い訳はできない。

各地の棚田を撮影することは難しい時代になってきていると感じている。
カメラマンが多いことはもちろん、地域の方々の理解も得られない状況にもなってきている。
写真を紹介すると写真愛好家が集まり農家の方々に迷惑がかかる場合もある。
写真の発表も考えねばならない。

以前は、こんなところがあるから大切に!なんてメッセージを残そうと考え写真を写していた。

伝えるには何かを犠牲にしなくてはならないのだろうが、写真を写す行為は
小さな行動でも大きな影響を与えてしまう場合があることを肝に銘じておかなくてはならない。
ブナ林でも、野鳥でも、鉄道でも…、どんな被写体でも同じだ。

謙虚に、謙虚に。



6月17日

ホームページリニューアル

不景気な時代、広告や出版業界にもいい話は少なくカメラマンにも影響は出ている。
多くの写真家さんたちがWEBサイトを持つ時代、埋もれないようにと作り変えてみた。
トップページは写真家サイトっぽくないようにしたかった。
あと、「BiND for WebLiFE」で作成した感じをできるだけ消したかった。
訪問者が迷わないように日本語で道案内した。
でも簡単じゃない。
まだまだ未完成ながら本日にリニューアルして公開。
トップページの印象はよくなったのではないだろうか。
いずれは、強いテーマを打ち出して写真を組んでアップしたい。
掲載写真が少ないと感じている。
でも、時間がないので先延ばしである。


5月7日

デジタル画像データの管理

先の撮影取材では、写真の依頼に対し旅先からデータのやり取りを行った。
たまたまノートパソコン内に入っていた画像に、
その数日前に撮影した新潟県魚沼や福島県裏磐梯の画像も含めてだ。
まず、小さい画像をメールに添付し検討していただき、
その後に「宅ふぁいる便」で大きい画像データを送り仕事を進めた。
そのことにより何が良かったか。
旅先から戻らないでも済み、撮影が続けられたことだ。
今後、自分自身のストックをどこからでも管理できるようにしたい。
DVDなどを持ち歩く方法もあるだろう。
レンタルサーバーに入れるとか、WEBを利用して管理するとかもあるだろう。
どれが出来るのか具体的には調べていないが、何か良い方法を考えていきたいと思う。


2月9日

デジタルカメラの撮影方法

三脚を構えシャッターチャンスをじっくり待つ。
デジタルになったからといって風景写真の撮影方法は変わらない。
けれど、何枚も同じようなカットを写すスタイルから脱しようと気をつけている。
いかに現場で多くのバリエーションを作るか、それが大事だと思っている。
撮影地に着いて、広い風景は従来どおりに写す。
時代が変化しても変わらずに需要があるはず。
けれど、その後からだ。
レンズの画角に変化を持たせ、ISO感度を変え、ピントの位置を変え、手持ち撮影をしたり。
見たまま感じたままシャッターを切ってみるように心がけている。
たとえ写真が雑になってしまっても。
モニターで確認しながらなので撮影は早い。
デジタルカメラの使い方しだいで表現はグッと広がることを感じてきた。
フイルムからデジタルへの転換は作品を増やすチャンスになる。
とにかく、現場ではシャッターを多く押すのだ。
でも、とかく安易になりがちなデジタルでの撮影。
その点には注意が必要だ。
デジタルだからこそ、より“心”の部分を大切に持っていないとならないと思う。
機動性を活かした写真、慣れないうちは軽い写真でも
プロなんだから、写真に“心”を持たせないとね。
撮影後の、画像処理も技術や気力がいる。
画像の見た目をキレイに整えるだけではないだろう。
今後、心技体を鍛えていかないと写真家としてやっていけないだろうな~。


2月7日