57回「里ほっと」
写真ワークショップ「里ほっと」を第57回目、埼玉県さいたま市の見沼田んぼで開催しました。今回は25名のご参加(初参加の方が1名)。
9月には「里ほっと」写真展の第4回目を開催予定ですよ(詳細は改めて!)。
それに向けて、今日は、「里ほっと」では、さいたま市の施設をお借りして、写真の“勉強会”も催しました~。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
見沼自然公園で写真を写しながら仲間たちといっぱいお話したり、“拉人”のラーメンを食べながら隔月刊『風景写真』の話をしたり、勉強会では写真展に出したい作品を持ち寄りそれぞれの写真の話をしたり。長い一日、私は、超!超!充実感(^^)
勉強会って、「里ほっと」では初めての“部屋の中スタイル”でした。仲間の写真に対して優しくて率直な感想が交わされ、じっくり語り合える温かい場になりました。部屋の中の空間も楽しいですね。グループ写真展に向けてどの写真を選ぼうかなという風に考えるメンバーに、「コレいいじゃん」「コレ素敵」「コレ最高」「ココがいい」ってやりました。
ワークショップ「里ほっと」には、いわゆる“写真指導者”がいません。
それが、参加者それぞれの自由な表現を伸ばすことにつながっているのだと思っています。
もちろん、指導者がいることが悪いというわけではありません。
憧れの先生に学ぶことは素晴らしいことです。
その先生の表現に似ていくことを望んで学んでいるんですもん。
自然な流れです。
「里ほっと」では、“佐藤尚は写真を教えません”。(^^)
……というか、発足当時には、写真を教えるなんてとてもできなかったし、伝える自信もなかったんです。でも、それが結果的に、みんなの自由な表現方法を伸ばす良い方向に向かっているように感じています。逆にね、私自身が、みんなから、いっぱい学んできたし!このスタイルが気楽でいいや。(^^)
これまでの「里ほっと写真展」についても、少し振り返ってみますね。
第1回目は、みんなに数点ずつ写真を出していただき、その中から私が出展作品を選び、レタッチをしてから(ついしちゃいました)プリントを進めました。
第2回目は、同じく私が作品を選びましたが、レタッチはせずにプリントの段階でプリンティングディレクターさんと相談しながらプリントを進めました。
第3回目になると、みんなに「これを出したい!」という1点を自分で選んでもらい、プリント作業も地元にある写真屋さんで自分の手で行ってもらいました。
そして今回、
第4回目では、出したい写真はもちろん自分で選んでもらい、プリント作業も地元の写真屋さんでやって、展示会場での展示レイアウトも、みんなで一緒に決めていこうと思っています。
少し前に、先輩写真家の関戸勇さんの写真展に訪ねた時に、出す写真や展示方法なんて、「なんだっていい!」と言っておられたのが印象的でした(決まりなんてない!!!)。
その言葉は、まさに「里ほっと」と仲間たちとの関係性や、それぞれの表現を最大限に引き出す方法として、ぴったりだと感じています。「なんだっていい!」(^^)
9月1日からは、埼玉県川口市のレオフォトギャラリーにて
第4回「里ほっと見沼田んぼ写真展」 が開催いたします。
仲間たちが、のびのびと表現を楽しんでいるから、ぜひぜひ、お越しください。詳細はまた改めてお知らせします!